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※厚生労働省 医療広告ガイドラインに沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)

口腔外科処置広島

2015.9.5

歯性上顎洞炎による抜歯後の交通をサイトプラストで封鎖したケース 2015.09.05

 

歯性上顎洞炎断面CT2015.09.05.jpg

右上臼歯部分のCTによる近遠心的断面像です。

画像左端の右上第二大臼歯の根の先端部分に大きなドーム状の病変が存在しています。

その他の歯にも歯石が付着し、歯周病が進んでいます。

 

歯性上顎洞炎断面CT2015.09.05 2.jpg

同じくCTによる頬舌的断面です。

歯が原因となって上顎洞炎を引き起こす歯性上顎洞炎を起こしています。

加えて重度の歯周病であることから抜歯をご決断です。

 

IMG_6234_R88.JPG

実際のおくちです。(右上臼歯)

 

IMG_6702_R88.JPG

抜歯自体は容易に終わりました。

 

IMG_6712_R88.JPG

歯根の先端には炎症性の肉芽が大量に付着しています。

 

IMG_6713_R88.JPG

この部分から、上顎洞、そして全身に炎症が広がっていくとすれば、適切な対処が必要です。

「出来るだけ抜かない治療方針」というのはいうまでもなく当然です。

しかし、どんな状態でも抜かないというのは、1本の歯を見て全身を見ず、といった状態でありプロの診断とは言えません。

 

IMG_6715_R88.JPG

抜歯した瞬間に「息が抜けます」とO・Hさん。

炎症性の肉芽が一緒に出てきたことで上顎洞と口腔内がつながった状態(交通した状態)になっていますので

封鎖処置を行います。

 

IMG_6720_R88.JPG

d-PTFEメンブレン(膜)であるサイトプラスト(シトプラスト・CYTOPLAST)でカバーして封鎖します。

 

IMG_6723_R88.JPG

縫合を終えました。

約2週間後に抜糸し、メンブレンは6週後以降に撤去します。

 

O・Hさん、まずは炎症の原因の除去が終わりました。

今後、他の歯の治療も進め、良く噛める状態になっていただきます。

 

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