口腔外科処置広島
2026.10.16
歯根の先端に膿が溜まって上顎洞炎に。左上小臼歯の抜歯後3か月経過しました。2026.10.16

広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治です。
O・Kさんの左上臼歯部にジルコニア製のブリッジがセットされています。(┗⑤6⑦Br)
矢印の部分には支えている歯がありますが、中間部分には歯が無く(欠損歯)、橋渡しすることで補っています。。
前後で支えている矢印の歯に負担がかかり、さらに欠損歯を増やしてしまう可能性があります。
弊オフィスでは天然歯による臼歯部ブリッジは完全に廃止しています。
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咬合面観です。
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口蓋側面観です。
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歯科用CTから切り出したパノラマレントゲン写真です。
2本の歯で3本分のブリッジを支えています。
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歯科用CTによる断層画像です。
赤丸部分:左上第一小臼歯は神経を取ってある失活歯であり歯根の先端に膿が溜まっています。(根尖病変)
その根尖病変に対応して上顎洞(4つある副鼻腔のひとつ)に炎症が起こり(上顎洞炎)
矢印部分に粘液の貯留もしくは粘膜の肥厚が見られます。
歯の炎症を原因として起こる上顎洞炎のことを歯性上顎洞炎と呼びます。
左上第一小臼歯はブリッジを支えて負担がかかっていたことと、神経の処置をして年数が経っていることから
確実に炎症部位を取り除くことを第一の目的に据え、
ブリッジを切断して左上第一小臼歯を抜歯の上、治癒後インプラント治療を計画します。
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まずはジルコニア製のブリッジを切断しますのでラバーダムを装着し、ゴム状のレジンで保護します。
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顕微鏡下でビデオ録画しながらジルコニアブリッジの切断を終えました。
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揺さぶりますとジルコニアクラウン部分が外れました。
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更に揺さぶりますとファイバーコアも取れました。
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歯根の抜歯も終えました。
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歯根の先端に炎症性の肉芽組織が付着しています。
炎症によって歯根が溶かされ吸収される外部吸収が起こっています。
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本日抜歯した左上第一小臼歯です。
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抜歯窩(ばっしか=抜歯後のくぼみ)の中の肉芽組織を掻爬(そうは=こさぎとること)しました。
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骨移植材を填入し、吸収性のコラーゲンスポンジを置いて抜糸不要な吸収性の縫合糸で縫合しました。
(2026.7.17)
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抜歯後、約3ヶ月が経過した本日です。(2026.10.16)
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頬側面観です。
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本日撮影したCT画像です。
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抜歯前と抜歯後の歯科用CTの断層画像の比較です。
上顎洞炎が消失していることから、歯性上顎洞炎であったことが確定的です。
生体内を炎症を出来るだけ早く、そして確実に無くしておくことが大切と考えます。
その点で再根管治療で治る可能性の低い歯の場合は抜歯することも重要な判断です。
口腔由来の細菌による炎症は、心臓の冠動脈を詰まらせたり、
アルツハイマー型認知症の増悪因子である可能性が示唆されています。
天然歯をなにがなんでも残すというのは目的と手段が逆転しており、歯を忘れてなんでも食べられる状況が大切と考えます。
※もともと欠損歯であった左上第一大臼歯部分は骨の厚みが薄いため
次回サイナスリフトを行い骨増生をしてからインプラント埋入オペに進みます。
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O・Kさん、上顎洞の炎症が消失して私も嬉しいです。
今後、インプラントにより歯が増える時が楽しみです。
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広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス