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メタルフリー歯科広島
2015.5.16
連結されたかぶせものの除去と仮歯の作成をしました。2015.05.16
右上臼歯です。
大臼歯2本が連結されたかぶせもので治療がなされていますので本日除去します。
弊オフィスでは基本的に連結冠を否定しています。
歯はそれぞれ固有の揺れ・沈みがありますし、連結部分が不潔になりやすいことも避けられません。
細かいニュアンスを伝えにくいですが、連結する理由として、術者側の都合が優先されているように感じます。
(取れることでのクレームの防止、セット時のコンタクト調整の省略、悪くなることの発見の遅れによる重症化→抜歯)
金属を除去しますのでラバーダムを装着してから行います。
連結部の切断後、それぞれのかぶせものを除去しました。
筆舌に尽くし難い状態です。
これを味噌汁に浮かべて飲みたい人はいないはずですが、残念ながらそれに近似した状態が続いていました。
かぶせものを除去した歯の状態です。どう表現してよいのか悩む状態です。
連結されていなかったとすれば、もっと早期に脱落して、ここまでの状態にはならなかったはずです。
「悪くなったら取れる」ことも必要な性能ですが、金属で治すこと自体を肯定してはいません。
セラミックで治療したとすれば、もし仮に内部が悪くなれば、割れてそれを教えてくれます。
金属のかぶせものの内部はレントゲンでもわかりませんので、金属があるがままの定期健診は毎日行っても無意味です。
このケースでなされていたのは保険治療です。
「保険の範囲で治療してくれるやさしい上手な先生」が存在し得ないことを現しています。
セラミックでの治療は「金儲け主義」と捉えられる現在の風潮を憂いますが、
私がリタイヤするまでには歯科の自由診療に対する世間の見方が変わることを目標としています。
次回から本格的に根管治療を行いますが、そのままでは困りますのでプラスチックの仮歯を作成します。
仮歯は連結した状態にしています。仮歯だけは操作性を優先するためです。
最終的なセラミックの歯は1本ずつにします。その前に必ず小臼歯の治療を終えておきます。
O・Yさん、いよいよ本格的な治療のスタートですね。
必ずゴールはやってきますので共にがんばっていきましょう!
もしよろしければ
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)