三好デンタルオフィス

水銀化合物（アマルガム）の除去 2015.03.03

 

左下第一大臼歯頬側面のミラー像です。

頬側の裂溝部分のむし歯にアマルガム充填がなされています。

アマルガムは金属粉末と水銀をアマルガメーションさせた化合物です。

アマルガムに関しては、毒性の有無を含めてさまざまな見解がありますが、

仮に毒性を無視したとしても、金属化合物と歯との熱膨張率の差は解消できません。

そこから内部に漏洩を引き起こします。

 

アマルガムを5倍速コントラを用いてまずは除去します。

内部は独特の黒い状態になっています。

切削時には水銀蒸気が発生しますので

しっかりとした注水とバキュームが必要です。

ラバーダムを装着して

出来るだけ切削片が口腔内に広がらないように防御します。

ラバーダムをせずにアマルガムや金属を口腔内で

切削すること自体が金属アレルギーを悪化させます。

 

明らかにう蝕になっている部分を除去し、う蝕検知液で染色します。

 

染色と切削を繰り返して染まる部分の除去を終えました。

この後、エナメルエッチング・ボンディング処理を行い

コンポジットレジンを充填します。

 

フロータイプ（流動性）のコンポジットレジンの充填と光重合を終えました。

 

咬合の確認と研磨を終えました。

 

O・Iさん、数々の励まされるお言葉ありがとうございます。

明日からも頑張れます！

 

 

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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）

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