審美歯科広島
2015.2.18
折れた歯であっても神経が生きているケース 2015.02.18
ご紹介により前歯の治療をご希望です。
左上中切歯は約4年前に転倒によって折れてしまったそうです。
外傷歯(がいしょうし)・破折歯(はせつし)と呼ばれています。
弊オフィスの歯科用CTによる左上中切歯の断面です。
受傷時の適切な処置によって歯髄は守られ、
歯髄腔内部にデンティンブリッジが形成されています。
受傷時が10代前半で活性が高かったことも
良好な治癒をもたらした理由のひとつと考えられます。
レジンによる暫間修復物はご自身で脱着できるようになっていました。
右上中切歯はレジン充填をやり直し、
左上中切歯はセラミックの歯で修復することを計画します。
外傷時に露髄(歯髄が露出してしまうこと)したと思われる部分を
グラスアイオノマー系のセメントと思われる素材で封鎖されています。
念のため電気歯髄診断器で歯髄の生死(=失活歯or生活歯)を確認します。
サイブロンエンド社のパルプテスターです。
端子を歯に接触させますと、自動的に通電量が上がっていきます。
患者さんが感覚を感じた時点で合図してもらい、端子を歯面から離した時点の数値が記録されます。
25という数値は比較的低い数値であり歯髄が生きていることが確認できました。
失活している場合は数値が上がりきっても感じることはありません。
次回から治療を開始します。
折角の生活歯ですので、治療の都合のためだけに神経を取ったりすることなく
治療を進めていきます。
マスクをせずにしっかり笑ってもらえるよう私も全力で臨みます。
完成時がとても楽しみです。
ご相談はお気軽に
広島市 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)