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メタルフリー歯科広島
2014.9.15
10個のクラウン・4個のメタルコア除去 2014.09.14.15
昨日午前のスタート時です。(右下ミラー像)
写真中央の小臼歯のメタルボンド連結冠と
第一大臼歯のメタルフレーム+ハイブリッドレジン築盛冠を除去します。
第二大臼歯の修復物も今後治療します。
まずは連結部分を切断します。
ラバーダムの45間相当部分を34間に入れておいて連結を切断し
45相当部分を取り出し45間に挿入し個別の切削に進みます。
それぞれに切れ目を入れました。
白く見えても中身はギンギラです。
「中身が大切」なのは治療も同じです。
無事にクラウン3個の除去を終えました。
メタルコアも除去しますが、その前に仮歯を作製します。
形態が単純な段階で仮歯を作っておきます。
仮歯の作製時にラッキーなことにメタルコアが一緒についてきました。
きちんとくっついていなく、漏洩していることを体現しています。
内部はこのような状態です。
第一小臼歯のメタルコアの除去も終えました。
この後、午前中に再根管治療を行い、午後に支台築造しました。
除去したクラウンです。
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続いて左上(ミラー像)の6本に及ぶブリッジの除去を行います。
昨日の午後です。
このケースでは連結部の切断後にラバーを新しいものに取り替えます。
メタルボンドは治療費用のかかる保険外の被せものですが
天然歯の価値の前では無価値に近く、
むしろ生体に対してはマイナスと考えられます。
スクリューポストが入っている第二小臼歯の歯質が特に黒変しています。
被せもののメタルフレームとスクリューポストの金属の電位差が
原因のひとつではないかと私は個人的に推測しています。
そうでなくとも歓迎できる状況ではありません。
残りの部分は振動で容易に脱離しました。
それぞれ固有の動揺度を持つ天然歯を金属で連結するということは
噛むたびに隙間の発生を誘発します。
ブリッジのように金属の体積が大きくなれば熱膨張の絶対量も増えます。
つまり、金属治療において精密・不精密を論じることは無意味と考えます。
不精密でも良いということではなく、金属治療自体を廃止すべきと思います。
除去した金属ブリッジです。
金属表面に白いプラーク(細菌塊)が付着しやすいことも金属治療を否定する理由のひとつです。
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ここから本日の午前です。
昨日に引き続き右下第一大臼歯のメタルコアを除去します。(ミラー像)
この後、再根管治療を行い、支台築造まで行いました。
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続いて左下第一大臼歯の金属+レジン築盛冠を除去します。
小臼歯の修復物も今後治療します。
生物学的幅径を超えた深さまで形成されていると個人的に思います。
メタルコアの除去も行います。
この後、再根管治療を行いました。
N・Eさん、山口県からのお越しに恐縮です。
2日間の治療お疲れさまでした。
ついに咬合関係も改善できましたので今後が楽しみです。
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広島市 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)