セラミック歯科広島
2014.6.17
右下奥歯のセラミック治療 2014.06.17
右下臼歯ミラー像です。
第二大臼歯の金属を除去します。
隣の第一大臼歯にはレジン系素材の大きな修復がなされています。
レジン系素材につき、表面の磨り減り・劣化が見られます。
臼歯の大きな修復はセラミック系素材で修復すべきと私は考えています。
まずは金属を切削し除去しました。大量の金属切削片が出ます。
内部には白いセメントが残っています。
う蝕検知液で軟化象牙質を染色します。
赤く染まる部分を慎重に切削します。
軟化象牙質の除去を終えました。
コンポジットレジンで象牙質保護(デンティンシール)を終えました。
パウダリングしてセレックでスキャンします。
即座に咬合接触を含む3Dデータが得られます。
デザインを終えました。
オフィス入り口に設置していますマシンにセラミックブロックをセットし、削り出します。
削りだしが終わりましたら適合の確認後接着準備をします。
イボクリーンとモノボンドプラスで処理を行います。
接着前に改めてラバーダムを装着し、研磨パウダーを水で溶いたもので
ブラシがけします。
充分な水洗・乾燥後に接着処理を行います。
容赦なくたっぷりのセメントで接着します。
光照射器でセメントを光重合・硬化させます。
エアーブローによる冷却が必須です。
接着を終えました。この後ノブを落として仕上げを行います。
咬合調整・仕上げ研磨を終えました。
左隣のレジン系修復物に付着した咬合紙のマークはなかなか落ちません。
それだけ表面が荒れてきていることを示しています。