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メタルフリー歯科広島
2014.5.31
銀のつめものの内側はこんなことに。 失活歯メタルインレー
失活歯に金属インレー・銀のつめもので治療がなされています。
失活歯(しっかつし)とは、過去に「神経を取る」処置がなされている歯です。
神経を取る処置とは、抜髄・根管治療のことです。
いつものようにラバーダムを装着してから金属を切削します。
切削片を粘膜にできるだけ触れさせないようにするためです。
除去するときの金属切削片で、逆に金属アレルギーを悪化させてしまうことが判っています。
痛くなく、取れていなくても、内部はこの状態です。
ここを通過した唾液を一日中嚥下していたことは確実です。
おくちの中から金属を撲滅したい気持ちに一段とさせられます。
内部がこっそりこの状態では、
どんなハブラシ・ハミガキ材・うがい薬・定期検診・予防歯科も無意味であることを示しています。
セメントの封鎖を除去しました。
オレンジ色に見えるのは根管充填材であるガッタパーチャです。
アップです。
この歯の根管はとても珍しい形態・配置になっていますので難易度の高いケースです。
CT断面で形状を確認できますので根管治療にもCTは威力を発揮します。
顕微鏡根管治療を行い、古い充填物を取り除き、根管清掃を終えました。
もしこれが、適切に行われたセラミック治療であればこのようにはなりません。
内部でここまで悪くなっていれば、セラミックを通して色が透けて見えますし
割れて内部の問題を気づかせてくれます。
「適切に行われた」と書きましたが、セラミック治療で最も重要なのは
確実な接着操作であり、ラバーダムを用いて防湿するのは基本です。
歯につめものを適切に装着するための形態修正(削り方)も異なります。
つまり、金属・セラミックと材料が違うだけで手順が同じ治療では
セラミック治療の意味をなしません。
その手間・技術の部分に費用を頂くのが保険外治療の本質です。
決して小さなセラミックそのものの価値では無いのです。
型取りしたあとに金属かセラミックかを決めるのは本来ありえないことです。
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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)