セラミック歯科広島
2013.2.22
セレック修復のためのビルドアップ
セラミック接着修復のためにはセラミックに適した形態に修正することが必要です。
金属治療とは根本的な概念が異なります。
右上第一大臼歯のミラー像です。
写真右手の2本の小臼歯はプラスチックの仮歯になっています。
まずは金属を除去します。
いつものことですが金属除去時にはラバーダムをします。
はめ込み細工のようになっています。水分が入り込んで変色しています。
除去した金属です。
金属治療のためのボックス形態が付与されています。
まずは過去のセメントなどの人工物をすべて除去して
う蝕検知液で染めて確認します。
水洗しました。うすピンクの部分を軽くドリルでなでて完了です。
このままではスライスカットされた隣接面が
セラミックでは薄くなりすぎて修復できません。
また遠心(奥側)は健全な歯質が歯肉縁下に限りなく近くなるため
セラミックの接着時に乾燥が不完全になってしまいます。
それに加えてサポートのない部分のセラミックの破折の原因となるため
コンポジットレジンでビルドアップして修復します。
まずは遠心側をビルドアップします。
スライスカットを修復し、高低差を是正し、単純化するための方法です。
接着修復ですから乾燥のためラバーダムが必須です。
続いて近心(手前)と窩洞上面をビルドアップ+デンティンシールします。
ビルドアップを終え、セレックでスキャンします。
スキャンニングを終えました。
次回セラミックのセット後、仕上げをします。
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セラミック接着修復はコンポジットレジン修復におけるメガフィラーであり
完成度は術者の技術とラバーダムの有無に大きく左右されます。
Y・Jさん、いつも心強いお言葉ありがとうございます。
日々、職人として自分との戦いですがみなさんに支えられています。
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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)