口腔外科処置広島
2013.2.13
左上親知らずの抜歯 CT画像 半埋伏
弊オフィスでは埋伏している親知らずの抜歯も行っています。
左上の親知らずを舌側から見たCT画像です。
手前の歯に食い込んでいます。
実際のおくちです。(ミラー像)
親知らずが萌(は)えかけていますが引っかかっています。(半埋伏)
ここからむし歯になりやすいため、抜歯しておくことが必要です。
手前の第二大臼歯の奥の部分がむし歯になる可能性もあります。
表面麻酔+局所麻酔のあと、まずは歯肉をカットして親知らずを露出させます。
ここからはいつものようにへーベルで動かします。
歯根分離鉗子で遠心側(奥側)に脱臼させます。
歯根分離鉗子を閉じただけで脱臼しました。
すでに浮いている状態になりました。
力任せにしてはいけません。根の抜けたい方向へ誘導するのです。
抜歯鉗子でグリップします。
無事抜歯を終えました。
レントゲンでからっぽであることを確認します。
抜歯後の部分は歯があっただけのくぼみ(抜歯窩)が出来ます。
抜歯窩にTCコーン(テトラサイクリンの錠剤)を砕いたものを入れたのち、、、
スポンゼル(吸収性のゼラチンスポンジ)を入れて血液の貯溜を促します。
その後、止血と治癒促進のためCO2レーザーを照射します。
レーザーは敢えて周囲の歯肉にも照射することで治癒が促進されると
考えられています。
抜歯窩は血液が貯留することで治癒していきます。
エピネフリンを含む麻酔薬を多く注射すると止血しすぎて治癒が滞ることがありますので
闇雲に麻酔薬を多く注射するのは良いとはいえません。
個性的な歯根ですが無事に抜歯を終えました。
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I・Nさん、スムーズに終わって安心しました。
これでまたリスクが減って私も嬉しいです。
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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)