顕微鏡根管治療広島
2012.9.11
プロテーパー+サーマフィル+テネオ による根管治療
弊オフィスでは根管治療に
プロテーパー(PROTAPER)とサーマフィル(THERMAFIL)を導入しました。
プロテーパーはニッケルチタンで出来た超弾性の根管拡大用ヤスリです。
サーマフィルは垂直加圧根管充塞のシステムです。
まずはドイツ製治療ユニット Sirona TENEO のセッティングをします。
シロナ テネオのクリニカルパッケージにはエンド(根管治療)モードがあります。
プロテーパーなどのニッケルチタンファイルの回転数と制限トルクが
メジャーなものはすべてプリセットされています。
制限トルクに近くなるとブザーが鳴り、超えると逆回転して破折の可能性を低減します。
エンド用6:1減速のハンドピースが付属します。
「Cal」ボタンを押したのちフットスイッチを踏み込めば
自動でキャリブレーション(トルク適正化)が行われます。
さて、今回は根管に見立てたアクリルブロックでデモをします。
#15のファイルで到達する所までの長さを確認します。
強い弯曲のため、まだ先端までは到達していません。
実際には電気的根管長測定器を用いて確認します。
まずはSXファイルでエンド三角(角度を制限する壁)を除去します。
ストッパーを13mmにセットします。
この長さまででしたら折れないとされています。
SXファイルで弯曲の外湾部分のエンド三角を除去しました。
弯曲の角度が緩められ#15が先端まで到達しました。
SX→S1→S2→F1→F2と根管拡大を進めます。
根管拡大を終えました。
つまり先端までスムーズに到達し根管充塞するための操作です。
デモのため通常よりもオーバー拡大になっています。
根管充塞用のヴェリファイヤー(サイズ確認用ヤスリ)で先端まで到達できるか確認します。
根管充塞用のサーマフィルです。
ポリプロピレンの芯棒の周りにガッタパーチャ(天然ゴムの一種)が付着しており
目標の深さまで過不足なく垂直加圧で根管充塞出来ます。
ガッタパーチャ加温器 サーマプレップ2です。
セットしてリッドを押し下げますと内部のヒーターで適正温度に加温されます。
約5秒程度かけてゆっくりと目標深度まで挿入します。
模型ですから少々あふれますが実際には細い側枝にも
加温され流動性のあるガッタパーチャが満たされます。
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弊オフィスには根管治療でお悩みの患者さんが多くお越しですので
このシステムで一人でも多くの方のお悩み解消が出来ましたら幸せです。
追伸:器材の迅速な手配に尽力してくださるSさん、いつもありがとうございます。
ベストを尽くしたと思える治療のために。
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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)