審美歯科広島
2023.4.11
むし歯治療の方法を詳しく解説|左上第一大臼歯のコンポジットレジン修復事例 2023.04.11
左上第一大臼歯の咬合面の裂溝からむし歯になっています。
オフィス内の歯科用CTによる断面です。
むし歯がエナメル質を突破すると内部の象牙質内で大きく拡がります。
麻酔をしてラバーダムを装着して顕微鏡を下ろしてビデオ録画をしてスタートします。
まずは5倍速コントラで触ってみます。
う蝕検知液でむし歯を染色します。
むし歯になると象牙質は脱灰して軟らかくなります。(軟化象牙質)
さじ状の金属製の器具:エキスカベータで掻爬(そうは:かきだすこと)すると軟化象牙質のみが削れます。
軟化象牙質の除去を終えました。
ここからは充填の準備をします。
接着力の向上のためエナメル質を酸処理します。
ここからは青い光で硬化する材料を使いますのでイエローのフィルターで青色光をカットします。
ボンディング材を塗布して約20秒作用させ、余分をエアーブローして接着処理を行います。
弱い酸によってエナメル質と象牙質表面をエッチングすると同時に樹脂成分が浸透して樹脂含浸層を作ります。
歯冠色のコンポジットレジンを充填して光照射し、重合硬化させます。
充填を終えました。
咬合調整と仕上げ研磨を終えました。
現代の歯科治療においては確実性のために顕微鏡と動画撮影は欠かせません。
T・Yさん、この部分は重症化していなくて幸運でした。
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス