セラミック歯科広島
2024.7.19
重度のむし歯こそ一回の治療でセラミック修復を。2024.07.19|右上第二大臼歯
右上第二大臼歯の金属インレーが取れています。
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頬側面は過去にコンポジットレジン修復がなされており、その周囲がむし歯になっています。
コンポジットレジンは天然歯質よりも細菌付着性が高い、汚染されやすい材料です。
この歯の頬側面のようなブラッシングしにくい部分(だから虫歯になる)をコンポジットレジンで治療するということは
こうなることが約束されていたとも言えます。
「こうなって良かった、良い治療をしてもらえて嬉しい」とは、ほとんどの方が思わないはずです。
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舌側面もこの状態です。
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重度のむし歯でしたが、古いコンポジットレジン修復を取り除き、
う蝕検知液を用いて軟化象牙質を染色と切削を繰り返し、健全歯質のみとなりました。
かなりダメージが大きい状態といえますが、この状態こそ、セラミック即日修復が有効です。
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セレックプライムスキャンでスキャニングし、天然歯の元の形態のスキャンデータを参考にして迅速にデザインします。
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二ケイ酸ガラスセラミックであるe.maxセラミックブロックから削り出します。
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口腔内で試適しました。焼成することで結晶構造が整い歯冠色になり、歯質の約2.5倍の強度になります。
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研磨後にいつものように840℃約20分間、真空焼成します。
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神経の処置をすることなく1回の治療で完成です。
セラミック+接着により、歯の神経を限りなく残すことができます。
治療のための便宜抜髄はもはや不要と言えます。
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※今後、手前の金属も除去してセラミック修復いたします。
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T・Sさん、重症といえる歯でしたが助かって私も嬉しいです。
治療直後はしみる可能性がありますのでお大事に。
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広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス