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※厚生労働省 医療広告ガイドラインに沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)

口腔外科処置広島

2022.12.13

根尖病変のある右上小臼歯の抜歯と骨増生を行いました。2022.12.13|膿|広島

右上第二小臼歯の歯根の先端に根尖病変が形成されています。

オフィス内の歯科用による立体像です。

麻酔をしますと排膿がありました(矢印)

まずは抜歯を終えました。

 

  

根尖病変に接していた部分は歯根膜が無くなっています。

 

 

抜歯後の穴=抜歯窩(ばっしか)です。

ここからが重要です。

 

歯肉弁を形成して剥離します。

 

炎症性の肉芽組織を掻爬します。

  

非常に大きな肉芽組織を取り出しました。

このまま自然治癒を期待しますと、軟組織が内部に入り込んで治癒する可能性があるため

骨増生処置(GBR)を行います。

    

治癒促進のため、骨表面に穴を開けて出血を促します。(デコルチケーション)

 

軟組織を遮断するための膜としてd-PTFE膜であるサイトプラストを用います。

  

骨移植材を骨欠損部分に填入します。

  

歯肉弁を戻して縫合します。

遮断膜が露出したまま治癒を期待するオープンバリアメンブレンテクニックです。

縫合糸は抜糸不要な吸収性糸を用いています。

遮断膜は6週後に引き抜きます。

3~6か月後にインプラントの埋入を計画します。

 

※約6週後の状態はこちらです。

抜歯後に骨増生して約6週間経過しました。2023.01.30

 

O・Mさん、よくぞご決断なさいました。

あとは治癒を待つのみですね!

 

広島市南区の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 

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