審美歯科広島
2020.4.8
上顎前歯の審美的セラミック治療が完成しました。2020.04.08
こちらの記事に書きました上顎前歯の審美治療が完成しました。
「上顎前歯のかぶせも&メタルコアを除去しました。2020.03.06」
白い矢印の5本の歯には金属フレームに白いレジン(プラスチック)を
盛り付けられたレジン前装冠がセットされています。
今回の治療では赤矢印の右上犬歯と左上第一小臼歯も含めて7本のセラミック治療を行います。
このあとに仮歯1号機をセットして治療期間を過ごしていただきます。
「上顎前歯のかぶせも&メタルコアを除去しました。2020.03.06」
の記事に書きました様に3本の歯のメタルコア(金属支柱)も除去し、再根管治療を行います。
サーマフィルによる垂直加圧根管充填を行いました。
グラスファイバーとレジンによる支台築造(ファイバーポスト)を行った場面です。
支台築造は例外なく直接法で行います。
直接法とは、口腔内で、歯に流動性のあるレジンを直接接着して行う方法です。
それに対して間接法とは、型取りして石膏模型上で技工作業を行い、製作したファイバーポストを後日、歯に接着する方法です。
私が直接法を好む理由としては、
1、ダイヤモンドバーで歯の表面を撫でてフレッシュな面が出たところに即座に接着したい。
2、全ての型取りは、型取りする印象材と模型を作る石膏の誤差から逃れられない。
3、治療回数も減らしたい。
ことが挙げられます。
仮歯の2号機を製作するためにセレックでスキャニングします。
2号機の仮歯を用いて、イメージのすり合わせを完全に行います。
「完成時にはこうなりますから大丈夫です」という説明はあまり好きではありません。
歯を治す前の過去の写真を参考に、K・Mさんのお好みである犬歯切端の「とがり」を再現します。
仮歯はあえて少し白い色を選んでいます。(このケースではA1)
このような機会に試せることは色・形において、すべて試します。
仮歯2号機の形態をフィードバックして、セラミックのかぶせものを製作します。
今回は再根管治療を行った失活歯のコンディションと、食生活のお好みを鑑み、
左右の側切歯間の4本を連結冠とし、強度的な安全度を高めることをご相談の上、決定致しました。
さらに左上第一小臼歯にもセラミッククラウンをセットして今回のプロジェクトは完成です。
前歯の歯茎(歯肉)のピンク色を見ただけでも歯科医師冥利に尽きます。
今回の治療では、すべての治療・歯科技工作業を外注なく私が行っています。
治療期間は3月3日~4月8日でした。(初診時含まず)
(今後、残りの金属の治療も行う予定です。)
K・Mさん、まずはタイムリミットに間に合って私もホッとしています。
喜んでいただけて私も本当に嬉しいです。
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)