口腔外科処置広島
2017.4.19
メタルタトゥーの切除と抜歯・骨増生をしました。左上第二小臼歯 2017.04.19
初診時の状態です。
左上第二小臼歯の口蓋側に大きなメタルタトゥー(金属刺青)が存在しています。
かつて装着されていたと考えられるメタルコアを切削した際に
金属粒子が歯肉に迷入することで起こる完全な医原病といえます。
頬側の歯質が大きく無くなっています。
セメントで応急処置がなされています。
CT上でも診断した通り、残存歯質はわずかで、なおかつむし歯によって軟化しています。
残念ではありますが抜歯をご決断です。
せっかくですので麻酔ついでにメタルタトゥーも切除します。
まずはメタルタトゥー部分の歯肉を切除しました。
抜歯も予想以上にスムーズに終わりました。
とても小さくなっており、歯根の表面には炎症性の肉解組織が大量に付着しています。
抜歯後のおくちです。
炎症性の不良肉解組織が残っていますのできちんと除去します。
不良肉䵷の除去を終えました。
dPTFE膜(白いシート)で傷を保護すると同時にきちんと骨が出来るようにして終了です。
N・Sさん、よくぞ抜歯のご決断をなさいました。
無理やりこの歯を残しても時間の問題であったと思われます。
炎症の原因とメタルタトゥーも無くなって塞翁が馬といったところですね。
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