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※厚生労働省 医療広告ガイドラインに沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)

口腔外科処置広島

2016.4.22

連結されていたことで病変が大きくなっていたケース 2016.04.22

 

CT_20160422233517_R21.jpg

右下第二大臼歯と第一大きゅしが金属によって連結されています。

画像左側の第二大臼歯は根管治療がなされており、根の周囲には大きな病変が見られます。

 

CT_20160422233748_R21.jpg

歯科用CTによる断面像です。

第一大臼歯の遠心根を含んでいるようにも見えますので第一大臼歯まで神経が死んでいないか心配です。

このようになってしまった理由として、第一大臼歯のインレーと連結されていたことが第一に挙げられます。

悪くなっていても取れてくれないことで病変の拡大、問題の深刻化を招きます。

 

IMG_8739_R21.JPG

実際のおくちです。

 

IMG_8748_R21.JPG

まずは金属部分が取れました。

第二大臼歯はやはりボロボロでクラウン部分は浮いていたことが判ります。

残根状態の歯根を抜歯します。

 

IMG_8753_R21.JPG

抜歯はとても容易でした。

 

IMG_8764_R21.JPG

かわいそうな状態です。

 

IMG_8754_R21.JPG

抜歯が終わった状態です。

ここから炎症性の肉芽組織を除去していきます。

 

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肉芽組織の除去を終えました。

 

IMG_8756_R21.JPG

縫合に向けて、ゼラチンスポンジと抗生物質を抜歯後の穴(抜歯窩)に挿入します。

 

IMG_8759_R21.JPG

縫合を終えて抜歯の完了です。

 

IMG_8762_R21.JPG

IMG_8760_R21.JPG

まさにトゲが刺さっていたような状態です。

もともと第二大臼歯の状態が悪くて、手前の歯と連結して延命処置をしたものと考えられますが

結果として抜歯するベストなタイミングを逃して、骨を失ったと言わざるを得ません。

本日抜歯した部分は炎症の範囲が広いため、ソケットプリザーベーションは行わず

自然治癒でどのあたりまで治癒するのかを楽しみにしています。

 

「ぐっと咬んだら痛いことがありました」とN・Cさん。

遂に治療のスタートですね。

まずは取るべきを取り終えてほっといたします。

 

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