その他の治療
2015.9.17
マウスピース,ナイトガード,スプリントについての考え方 2015.09.17|広島|
歯ぎしり(ブラキシズム)が強い患者さんの場合、セラミック治療後に歯を守るためにマウスピースを製作することがあります。
また、顎関節症の治療のためにもマウスピース(他にナイトガードやスプリントなどと呼ばれる)が用いられています。
術者の方針によって硬いもの・軟らかいもの、厚みもさまざまです。
弊オフィスでは硬いレジンによるマウスピースを治療や保護に用いています。
研磨前の状態ですので曇りガラス様になっていますが、クリアのアクリルレジンによるマウスピースです。
上顎歯列に装着した状態です。
下顎の歯と満遍なく接触するように調整します。
また、下顎の顎運動を妨げないように平面で下顎の咬頭を受けています。
その誘導面の形成のため硬いレジンで製作しています。
顎位は中心位に私が誘導することで決めていき、ロングセントリックやワイドセントリックの状態を目指します。
入れ歯製作も同様ですが「はい、咬んでぇ!」で顎位を決めてはいけません。
弊オフィスには総義歯の患者さんはおいでになりませんが、実は総義歯の治療をかなり得意としています。
茶シブのステイン除去を今後行いますが
下顎の歯の接触点を印記した状態です。
調整後ピカピカに研磨したマウスピースを装着した状態です。
このケースでは歯ぎしりから歯を守るナイトガードとしての役割が大きいですが
付随して顎関節のリラックスが得られ、顎関節症が仮にあるとすれば、治療効果が期待できます。
H・Yさん、今日から使っていただきますが、窮屈感など強くなるようでしたらご連絡ください。
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス