口腔外科処置広島
2014.4.24
歯根部分のむし歯による抜歯 CYTOPLAST GBR
歯が折り重なっている場合、歯根部分にむし歯が発生することがあります。
右下第一小臼歯です。
右下第一小臼歯の舌側ミラー像です。
歯ぐきが赤くなっている部分にかつて第二小臼歯が折り重なって萌えていたそうです。
オフィス内で撮影したCT画像です。
歯根部分にくぼみがあるのが判ります。
第二小臼歯がかつてあった部分の骨欠損も見受けられます。
矯正治療を開始なさることもあり、抜歯を選択します。
表面麻酔+局所麻酔後にまずはへーベルで動かします。
抜歯鉗子(ばっしかんし)でグリップして動かしていきます。
無事に抜歯を終えました。
内部には炎症性の不良肉芽がありますので除去します。
不良肉芽の除去を終えました。
不良肉芽の除去を終え、骨表面をラウンドバーで掻爬しました。
わずかに粘膜剥離しています。
骨の陥没部分への骨増生のためβ-TCPを用います。
β-TCPを填入しました。
創面の上部はCYTOPLAST(サイトプラスト・シトプラスト)でカバーします。
d-PTFEメンブレンです。
縫合し、ソケットプリザーベーションとGBRを兼ねた処置を終えました。
d-PTFEメンブレンは露出していても問題ないことがメリットです。
(オープンバリアメンブレンテクニック)
減張切開を行っても完全封鎖が困難な症例においてとても有効です。
経時的に内部では類骨組織が形成されます。
およそ1ヵ月後にメンブレンを除去します。
処置後のレントゲンです。
β-TCPを填入していますので通常の抜歯時よりも不透過性が高い状態です。
歯根部分がむし歯によって崩壊し、内部の根管充填材料が見えています。
M・Aさん、今後の経過が楽しみです。
少し腫れると思いますのでお大事に。
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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)