口腔外科処置広島
2012.7.28
左下親知らずの抜歯
※外科処置の写真が含まれますのでご注意ください。
左下の親知らずが問題のある位置にあります。
比較的まっすぐにはえていてもこの状態ですと上の歯の奥側に干渉して
下顎の動きを制限してしまいます。
1番奥にある親知らずが一段高くなっています。
親知らずを温存してどこかに移植する手法もありますが
インプラントの研究が進んだ今日では
インプラントよりも予知性の低い治療と言わざるを得ません。
表面麻酔+局所麻酔をしたのちに抜歯を始めます。
まずはへーベルで動かします。
この歯の根は頬側に湾曲していますので歯根分離鉗子はほどほどにします。
抜歯鉗子に持ち替え慎重に動かします。
無事抜けました。
前の歯と接していた部分の金属との境目から虫歯になっています。
抜歯後のレントゲンです。無事からっぽになっています。
根があっただけの穴(抜歯窩:ばっしか)になります。
血液が貯留することで骨や歯ぐきに治癒していきます。
抗生物質の錠剤(TCコーン)を砕いたものを抜歯窩に入れます。
その上にゼラチンスポンジ(スポンゼル)をいれ血液の保持性を高めます。
このスポンジは生体に自然に吸収されていきます。
抜歯窩に慎重に入れます。
スポンゼルは血液を吸収して抜歯窩内に留まります。
表面にCO2レーザーを照射して治癒促進と血餅(けっぺい:血の塊)の保持を図ります。
抜歯した親知らずです。いままでおつかれさまでした。
舌側から見た状態です。
手前側から見ています。根の先端が頬側に曲がっています。
金属治療の境目からむし歯になっています。
上にも書きましたが親知らずの移植は弊オフィスではお勧めしていません。
親知らずを置いておくことで生じる悪影響のほうが大きいですし
移植よりもインプラントが確実だからです。
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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)