審美歯科広島
2012.4.27
セレックによるセラミックのつめもの作製法。審美歯科 広島 メタルフリー 金属アレルギー
現在のところ保険治療の範囲ではセラミックは用いることができません。
しかし、セラミックが歯の治療に適していることは疑う余地がありません。
今日は右下一番奥の歯の治療です。
手前の2本は前回治療しました。こちらの記事に書いています。
まずは金属を壊して外します。
やはり内部は黒く変色しています。
昔の治療ですから現代の基準で判断するのは乱暴ですが
接着が効いていない縁のところから唾液が内部に侵入して黒くなっています。
う蝕検知液で赤く染めて軟化象牙質を除去します。
写真にはまだ茶色いところがありますがあの部分はもう染まらない部分です。
あの部分を削ったら削りすぎです。
軟化象牙質を除去した後のくぼみをコンポジットレジンで整地します。
セレックで口腔内光学印象(スキャニング)してデザインします。
ミリングマシン(inLab MCXL)でセラミックブロックから削り出します。
所要時間は約10分です。
上のエンプレスマルチブロックから削りだしたのが下の状態です。
うわぐすりをかけて焼いて仕上げをしますので焼成トレーに固定します。
エンプレス用のグレージングペースト(艶出しうわぐすり)と
シェードペースト(着色用うわぐすり)を適量出します。
ナイロンの筆で塗っていきます。
塗り終わりました。
塗る量が多すぎても少なすぎても質感が表現できません。
イボクラールビバデント社 プログラマットCS 電気炉 で
約12分間焼成して仕上げをします。
完成しました。
完全なる乾燥の下、接着します。
高さの調整は手前2本があるのでジャストに出来ます。
今回の1本の治療費は4万円+税です。
今日は午後の患者さんのキャンセルがありましたので
午前と午後の2回来院していただき一日で完成しました。
患者さんに喜んで頂けるときが歯科医師としてもっともうれしい瞬間です。
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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)