口腔外科処置広島
2012.2.21
広島 南区 CT 歯周病の分岐部病変の診断には歯科用CTが威力を発揮します。
※外科処置の写真が含まれますのでご注意ください。
抜歯の画像もありますので自己責任にてご覧ください。
診断能力向上のため公開しています。
大臼歯は上下ともに根の股があります。
この部分で歯周病菌が増殖すると分岐部病変といって
治療することが困難(事実上不可能)になります。
進行すると根の股から膿が出たり出血したりします。
全身の健康を考えても放置しておいて良い状態とはいえません。
術前のCT画像です。
三脚のように根が分岐している部分の中央に炎症性の病変があります。
CTでなくては分からない領域です。
実際の左上第二大臼歯の咬合面をミラーに反射させて撮影しています。
一見なんとも無いようですが周囲が発赤しています。
この部分が股の入り口で膿も出ます。歯に揺れもあります。
残念ですが抜歯します。
CTでの術前診断の通り、炎症性の肉芽組織が股に存在しています。
根の先を見ています。
三脚の中央に炎症性の肉芽組織が大量に付着しています。
根の股の部分に外部とつながっていた形跡があります。
抜歯後は周囲の骨にも細菌が付着している可能性が高いため
必ずドリルで表面を一層削って汚染された層を除去します。
きれいになったところで抗生物質の錠剤を砕いたものを少量入れて
ゼラチンスポンジ+CO2レーザーで止血します。
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この部分には約2ヶ月後にはインプラントを植えることが可能になります。
このような分岐部病変の場合、抜歯が遅れると病変が拡大し
健康な骨がどんどん失われていく可能性があります。
適切な時点で適切な処置をしておくことで次につなげることが可能です。
やはり現代では歯科用CTは治療に欠かせません。
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※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)