審美歯科広島
2011.9.9
広島 メタルフリー 審美歯科 グラスファイバーを使って柱をたてます。2011.09.09
この記事 でも書きましたが、歯の根の治療を終えたあと金属の柱を立ててかぶせてあることが多くあります。
金属の柱が歯の内部に接着してあります。
慎重に外したところです。力任せにしては危険です。
外した金属の柱(メタルコア) 銀合金です。
一部腐食して黒変しています。
根の治療をやり直して新たに柱を立てます。
ここでグラスファイバーを用います。
このグラスファイバーを中心に使います。(ファイバーポスト)
グラスファイバーの周りを光を透過するプラスチックで満たします。
(グラスファイバー+レジンコア)歯の内部にも光が透過します。
噛む面から見たところです。(ミラー像)
グラスファイバーの断面が丸く見えます。
その上にまた仮歯をあわせます。(完成までの間、一時的に)
セラミックの歯での完成時はこちらの記事です。
金属の柱(メタルコア)は強度がありますが、それが逆に歯を割ってしまう原因になることがあります。
いわば歯に楔(クサビ)を打ち込む形になってしまうからです。
また、銀合金であるため腐食することがあり、歯や歯ぐきを
黒くしてしまうこともあります。
金属をお口の中で削って形を整えるため、金属粉が飛び散り、歯ぐきに入り込むと刺青のように黒くなってしまうこともあります。
金属は光を通さないため歯を透過していた光をさえぎってしまいます。
そのため歯の周りの歯ぐきが暗くなってしまうことがあります。
ピアスなどのアクセサリーや金属の時計と歯の治療に用いた金属が電気回路を作り
金属アレルギーや自律神経失調症を引き起こしているという研究もあります。
金合金では腐食は起きないとされますが、クサビの作用は及ぼしてしまいます。
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上記の理由を踏まえまして
三好デンタルオフィスではオープン時からメタルコアを用いておりません。
写真の歯ではこのあとジルコニアにセラミックスを焼き付けたメタルフリーの歯がかぶさる予定です。
金属の柱の上にセラミックスの歯をかぶせても完全なメタルフリー治療とはいえません。
自分だったらこうして欲しいを実践しています。
広島の歯科 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)