セラミック歯科広島
2024.8.10
左下第一大臼歯の金属を除去してセラミック修復を行いました。2024.08.10|生体親和性
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治 です。
左下第一大臼歯の金属インレー(金属の詰め物)を除去してセラミック修復を行います。
「白くする」ということだけではなく、物性が歯質にが近く、生体親和性に優れた材質に取り替えるという概念です。
白くするだけでしたらコンポジットレジン修復でも可能ですが、細菌付着性が高いことと、摩耗スピードの速さから、
臼歯咬合面に大きな面積・体積で用いるのには長期の安定性の面から問題があります。
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金属を切削しますのでラバーダムを装着して金属切削片から口腔粘膜を保護します。
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まずは金属インレーの除去を終えました。
周囲からの漏洩を疑わせます。
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う蝕検知液を用いて軟化象牙質を染色します。
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う蝕検知液で染まる軟化象牙質(=むし歯)を除去して形成を終えました。
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セレックプライムスキャンでスキャニングしてセラミック修復物のデザインをします。
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セラミックブロックから削り出します。
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e.max®ブロックから切削して製作します。
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ミリングマシンにて削り出しを終えました。
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口腔内で試適しました。
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研磨後に840℃で約20分間真空焼成します。
焼成することで歯冠色に変化し、強度も増します。
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乾燥状態でセラミックインレーを接着し、咬合調整と仕上げ研磨を終えました。
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わずか1本の歯が金属からセラミックに置き換わっただけで印象かガラリと変わります。
次回、右下第一大臼歯の金属も除去してセラミック修復を行います。
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M・Yさん、まずは1本目の治療が終わり私も嬉しいです。
次回の右下も楽しみです。
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広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス