口腔外科処置広島
2022.8.8
右下完全埋伏智歯(親不知)を抜歯しました。2022.08.08
右下の完全埋伏智歯(親不知)を抜歯します。
実際の右下の臼歯部です。
矢印部分の内部に親知らずが埋まっています。
オフィス内の歯科用CTで撮影した断面です。
骨に囲まれています。
このような角度で埋伏しています。
局所麻酔の後に粘膜を剥離します。
歯科用CTによって事前にわかっていたように、骨に覆われています。
骨を切削して親知らずが見えるようになりました。
骨は切削しても治癒していきますので、問題ありません。
丸ごと出てきてはくれませんので分割します。
分割した歯冠の一部を取り出しました。
続いて歯根部分を取り出しました。
18歳でいらっしゃるので、歯根はまだ完成しておらず、抜けやすい状態でした。
抜歯するのにとても適した時期だと考えます。
歯の抜けた穴(=抜歯窩:ばっしか)には血液が貯留することで治癒していきます。
抜歯後挿入用の抗生物質の錠剤を砕いて挿入します。
血液の貯留を助けるために吸収性のゼラチンスポンジを挿入します。
体に吸収されていきますので取り出す必要はありません。
ゼラチンスポンジを挿入した状態です。
抜糸不要な吸収性の縫合糸で縫合しました。
歯根が成長して伸びる前の状態です。
I・Yさん、よくぞご決断なさいました。
腫れると思いますのでお大事に!
広島市南区の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス