口腔外科処置広島
2021.3.31
連結冠を切断し、歯根分割してあった左上第二大臼歯を抜歯しました。2021.03.31
画像左端の第二大臼歯は過去に歯根分割されており、3根あるうちの口蓋根1本のみが残っています。
赤矢印が左上第二大臼歯です。
白矢印は上顎洞内の粘膜の肥厚もしくは粘液の貯留を示しています。
CTによる立体画像です。
第二大臼歯の残っている口蓋根は傾斜しているため、
手前の第一大臼歯と連結することで咬合力に耐えられるようになっていますが
それはつまり第一大臼歯の負担を増やしているともいえます。
すでにこのようになっている場合、抜歯を積極的にお勧めしているわけではありませんが、
金属であることと連結による不快感を感じられ、抜歯をご選択です。
口腔粘膜を金属切削片に出来るだけ曝露させないためにラバーダムを装着して切削します。
口腔内で金属を切削することに対しては多大なる注意が必要です。
頬側の2根は抜歯されているため、サイズが小さいことが判ります。
まずはヘーベルで動かします。
抜歯後の穴=抜歯窩(ばっしか)に残っている軟組織を掻把します。
いままでお疲れ様でした。
H・Tさん、よくぞご決断なさいました。
まずは無事に終わり私もほっとしています。
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)