歯周病再生治療広島
2020.9.11
左下第一大臼歯 分岐部病変の歯周再生治療を行いました。2020.09.11
画像中央の左下第一大臼歯の抜歯が避けられないという診断を受けられ弊オフィスを受診なさいました。
歯根の先端の病変(根尖病変)および歯根の又の部分の骨吸収(歯根分岐部病変)が存在しています。
矢印の歯が左下第一大臼歯です。
こちらの記事です。
「ファイバーポストを除去して大臼歯の再根管治療を行いました。2020.08.19」
根管治療の不備による根尖病変が原因となって
歯根分岐部病変(矢印)を含む歯周病を発症させることがあるからです。(エンドペリオ病変)
その逆のパターンも存在します(ペリオエンド病変)
左下親知らずの抜歯も終えています。
いよいよ、歯根分岐部病変に対する外科的な再生治療を行います。(歯周外科処置)
表面麻酔後に注射による局所麻酔を行いますと、麻酔液に押し出されて乳白色の膿が出てきました。
臼歯4本に対して切開線を入れ、粘膜を剥離し歯周外科処理(フラップオペ)を行います。
きれいになった歯根分岐部に歯周再生材料であるエムドゲイン(Emdogain)を注入します。(顕微鏡画像)
填入した骨移植材の表面に吸収性コラーゲンシートを置いて、粘膜の侵入を防ぎます。(GBR)
吸収性糸につき、基本的に抜糸は不要です。
骨移植材が骨の様に写っていますが、ここから通常の骨組織に置き換わっていくことを祈ります。
※必ず絶対にいかなるケースでも完治するということを保証するものではありません。
M・Mさん、外科処置は怖かったと思いますが、よくぞ頑張られました。
あとは治ることを祈りましょう!
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)