口腔外科処置広島
2015.6.24
下顎大臼歯の垂直的歯根破折(亀裂) 2015.06.24
https://www.mdo.jpn.com/blog/2015/06/root-crack-20150617.html
こちらの記事で金属を除去した左下第一大臼歯の頬側が腫張しています。
歯肉を剥離しましたら近心根に垂直的な亀裂(歯根破折)があり、その部分の歯槽骨は吸収し、炎症性の肉芽で覆われています。
金属イオンによる重度の変色によって、遠心根が透けて見えています。
亀裂と重度の黒変(金属による腐食)を考慮し、ご相談の上抜歯を選択いたしました。
歯は腐食してボロボロになっており、抜歯は困難を極めましたが無事に完了しました。
今後はインプラント治療によってこの部分を回復しますので、下準備として骨移植材を填入して骨増生を行います。
サイトプラスト(CYTOPLAST・シトプラスト)メンブレン(膜)でカバーリングします。
縫合を終えました。
抜糸は約1週後に行い、メンブレンの除去は約6週後に行います。
インプラントの埋入は最短で2ヶ月後に行います。
「本当にボロボロですね。この状態なら諦めがつきます」とI・Nさん。
この歯が金属治療の問題点をすべて教えてくれたような状態でした。
同じ状態を引き起こさないために、弊オフィスでは天然歯に対する金属治療を廃止しています。
もしよろしければ
広島市南区金屋町の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)