- TOP
- スタッフブログ
- インプラント歯科広島
- 左上第二小臼歯・第二大臼歯部分にインプラントを埋入しました。2022.07.21
インプラント歯科広島
2022.7.21
左上第二小臼歯・第二大臼歯部分にインプラントを埋入しました。2022.07.21
左上第二小臼歯と第二大臼歯部分にインプラントを埋入して、
⑤6⑦インプラントブリッジを計画します。
この部分の抜歯時の記事はこちらです。
「歯根破折していた左上第一大臼歯を抜歯しました。2022.04.01」
オフィス内の歯科用CTでシミュレーションを行います。
奥側:第二大臼歯のインプラントはソケットリフトを行い、上顎洞底を挙上します。
上下歯列の型取りとフェイスボウトランスファーを行い上下歯列と顎関節頭の位置関係を記録します。
顎の開閉運動を再現する咬合器に上下歯列模型をマウントしました。
CTデータと重ね合わせて埋入ポイント・角度を決定し、ドリルガイドであるサージカルステントを作成します。
いよいよ本日オペを行います。
まずはステントの適合を確認し、パイロットドリルでドリリングを開始します。
修正が出来る深さまでのドリリングとし、深度ゲージを挿入してレントゲンを撮影します。
想定通りの角度につき、ドリリングを進めます。
奥側にも深度ゲージを挿入して、常にどちらかを基準にしてドリリングを進めます。
ドリルの径を大きくするたびに誤差が増える可能性があるためです。
今回も、角化歯肉を頬側にずらして縫合したいため、コの字型に切開線を加えます。
まずは手前側:第二小臼歯部分のドリリングを終えました。
インプラントはスイスのストローマンインプラントを用います。
BLT Roxolid SLActive φ4.1㎜ 長さ10㎜
第二小臼歯部分への埋入を終えました。
続いて、第二大臼歯部分の粘膜を剥離してドリリングを進めます。
オステオトームを槌打して、上顎洞底を挙上します。
こうすることで実際の骨の垂直厚みよりも長いインプラントを埋入することが出来ます。
手前のインプラントの角度に近似させます。
手前の第二小臼歯部分に用いたものと同じサイズのインプラントです。
それぞれの埋入を終えました。
挿入用のジグを外しました。
骨吸収を見越して、わずかに骨よりも深い位置づけにします。
ヒーリングキャップでコネクション部分を保護すると同時に、治癒時に粘膜の形態を形成します。
抜糸不要の吸収性の糸で縫合してオペの終了です。
コの字に切開して、丸いキャップを締結していますので厳密には口蓋側に隙間が空きますが
その部分には歯肉が治ってきます。
頬側に角化歯肉を出来るだけ増やすようにします。
オペ終了時のデンタルX線写真です。
画像左端の左上第一小臼歯は、奥のインプラント治療の完成前に再治療を行います。
I・Kさん、本日のオペもよくぞ乗り越えられました。
治癒期間があっという間に過ぎることを願っています。
広島市南区の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス