口腔外科処置広島
2015.7.14
サイトプラスト(シトプラストCYTOPLAST)処置後3ヶ月が経ちました。2015.07.14
2015年4月10日 初診時撮影のCT画像です。
左上第一大臼歯はブリッジの支台歯として使われていますが
歯根周囲の歯槽骨は根尖性歯周炎、辺縁性歯周炎(歯周病)と過重負担によると思われる
大きな骨欠損が存在しています。
残念ではありますが抜歯をせざるを得ない状態です。
このまま「抜きっぱなし」では炎症性の肉芽組織によって骨の形成が行われませんので
完全に掻爬してから骨性の治癒を目指します。
歯肉を剥離して掻爬しました。レントゲン通りの骨欠損が見られます。
歯根が露出し付着歯肉がほぼ無かったため、このまま縫合しても粘膜での封鎖ができません。
また自然治癒を期待すると陥没が残る可能性がありますのでソケットプリザベーションを行います。
サイトプラスト d-PTFEメンブレン(膜) を用いてオープンバリアテクニックで封鎖します。
治癒の早い粘膜が骨欠損に入り込み骨性の治癒を阻むのを防ぐのが主な目的です。
外部からの刺激を防ぐ目的でもあります。
2015年4月22日です。
2015年4月28日 抜糸時です。
2015年5月29日です。およそ6週間でメンブレンを除去します。
2015年5月30日です。
本日2015年7月14日の状態です。
いよいよインプラントオペの計画を立てます。
第二小臼歯の金属は現段階で外すと咬合関係の基準がなくなるため
インプラントが咬合負担できるようになってから除去します。
おくちの中に金属のかぶせものとインプラント(チタン)が永続的に混在してはいけません。
異種金属間に流れるガルバニ電流は金属の腐食と自律神経の不調を引き起こす可能性があります。
M・Kさん、ここまで本当に順調に進み、私もとてもうれしいです。
すべてはご決断の賜物です。
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広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)