口腔外科処置広島
2014.9.26
広島|口腔外科|金属が入った歯ぐき|メタルタトゥー金属刺青の除去をしました 2014.09.26
右下第二大臼歯が過去に歯根分割されており、遠心根のみ残っています。
この状態からですと、第一大臼歯とのブリッジを構成する他ありません。
ブリッジを構成することで、第一大臼歯に負担がかかるとすれば
本末転倒と言わざるを得ませんので抜歯してインプラント治療を選択します。
第一大臼歯にも最大級の太さ・長さのメタルコアがセットされています。
除去することを思えば今から憂鬱になるケースです。
なにかあれば取れる・取る事が出来る治療であるべきと私は考えますので
弊オフィスでは、それをご理解いただける方にのみ治療を行っています。
「取れないことが上手」とは限りません。
実際の右下臼歯です。
歯ぐきが黒くなっている部分があります。
口腔内で金属を切削した際に、歯ぐきの内部に迷入した金属切削片が
原因となって黒くなっている、いわば刺青(メタルタトゥー)です。
やはり、口腔内でラバーダム無しに金属を切削してはなりません。
メタルタトゥー部分の歯肉に切開線を入れて
歯と共に取れることを期待します。
歯肉内部に金属切削片が取り込まれ、黒くなっています。
こうなる可能性があるだけでも金属治療は肯定できません。
金属切削片は骨表面まで到達しています。
金属切削片の除去を終えました。
吸収性ゼラチンスポンジを置き、軽く縫合して脱落を防ぎます。
抜歯の治癒の再スタートのような状態です。
T・Sさん、またひとつ金属が無くなりました。
これからどんどん進めましょう!
もしよろしければ
人気ブログランキングに投票する をクリックお願いします。
ご相談はお気軽に
広島市南区金屋町の歯科医院 三好デンタルオフィス