口腔外科処置広島
2012.6.21
根の先端に炎症性の組織が溜まっています。根尖病変 CT診断
古くからのお付き合いの佐伯区のT・Rさんの抜歯です。
左上第二大臼歯の断面CT画像です。
根の先端に黒い層が見えます。
そしてその上部の上顎洞粘膜も肥厚しています。
つまり、根の先端の炎症組織が上顎洞へ悪影響を与えつつあります。
このままでは今後の治療が困難になる可能性も出てきますので
ご説明の上、抜歯しました。
「前からジクジクしてたからすっきりすると思う」
「CTの画像で見ると良く分かるわ」
とT・Rさん。
抜歯後の穴＝抜歯窩（ばっしか）です。
先端部分の炎症性肉芽組織を取り除きます。
抜歯窩に溜まった血液にCO2レーザーを照射して治癒促進を図ります。
根の先端部分に溜まっていた肉芽（にくげ）です。
抜歯した左上第二大臼歯です。
根の股から歯周病が進行し肉が付着し
金属との境目は虫歯になって隙間があいています。
根の先端は炎症があったことで吸収して形が変わっています。
抜歯後のレントゲンです。
無事抜けたことを確認します。
手前2本のインプラントの埋入オペの記事はこちらです。
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根の周囲や先端に病変がある場合は骨を破壊していきます。
痛い・痛くないという基準で歯を置いておくと
取り返しのつかない状況になります。
そもそも歯の周りの病変は生命維持のため痛くなりにくいのが特徴です。
その結果として気づいた時には手遅れになり易いのです。
弊オフィスでは専門家として治療を行っています。
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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）
