オフィスポリシー
2011.11.18
KaVoカボ プロターevo7 咬合器 フェイスボウトランスファー
※歯科の専門的な内容になっております。ご了承ください。
KaVo社製 プロターevo7 咬合器 は現在新品で購入できる咬合器の中でも
もっとも精密で高級なもののひとつです。
「咬合器」とは、下顎の開閉を再現する器具です。
三好デンタルオフィスでは複雑な治療内容の場合には
必ずフェイスボウトランスファーをして咬合器にマウントしています。
(フェイスボウトランスファー:上顎と顎関節の位置を記録すること)
こうすることで、実際の顎の動きにより近い運動を再現できます。
この記事ではフェイスボウトランスファーしたあとのマウント方法をご説明します。
KaVo プロターevo7 咬合器です。
マウントのためにはまず切歯指導ピンとインサイザルテーブルを外します。
外した状態です。
切歯指導ピンを反対の下側につけます。
フェイスボウを装着します。
あらかじめ患者さんの来院時にヘッドホンのように耳の穴にロッドをセットし、
青い部分を上顎に押し付けて印記しています。(歯型がついています)
上顎の歯の石膏模型を置いたところです。
咬合器の軸が顎の軸と近似されています。
模型の位置が顎関節と上顎の位置関係です。
これを石膏で固定すると上顎の固定は完了です。
この方法でも良いのですが、
KaVoの咬合器には素晴らしいオプションがあります。
トランスファースタンドです。
フェイスボウからバイトフォークの周りのパーツを外してマウントできます。
フェイスボウのアップです。銀色の丸いネジを回すと外れます。
ちなみに黒いネジを回すと二つの関節が同時にロックされます。
外れました。
外したバイトフォークをトランスファースタンドに取り付けます。
フェイスボウを使わずともマウントできました。
こうすればバイトフォークだけ複数あればフェイスボウはひとつで済みます。
技工所さんとのやりとりも小さい物だけで済みます。
実際のやりとりの記事はこちらです。青いバイトフォークが写っています。
歯科の仕事は無限に精密さを追及できます。
好きな私にはたまらない仕事です。
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※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)