日記
2023.5.4
全国哥麿会 春の全国大会で一番星號を見ました。2023.05.04 山口きらら博記念公園
アートトラック(デコトラ)の 全国哥麿会 春の全国大会 が山口県の山口きらら博公園で開催されるとのことで
映画「トラック野郎」シリーズ全10作を小学生の頃からこよなく愛する私には行かない選択肢はありません。
実際の映出車(2~10作)である一番星號が自走でやってきてくれるのです。
私の知る限りでは映画終了後、パチンコ店に引き渡され飾りの破損や盗難に会い、
ブームの陰りとともに廃車置き場へ置かれることとなってしまいました。
後年、それを京都の愛好家の方が引き取り修復を開始され、現在は哥麿会の田島順市会長が所有され本格的な修復がなされています。
本当に収まるところに収まったというところでファンとしては田島順市会長に感謝の気持ちしかありません。
映画「トラック野郎」は1975~1979年の盆と正月の年2本ペースで公開された映画です。
そもそも「トラック野郎」という呼び方自体が映画制作時に作られたといわれています。
主人公である星桃次郎を菅原文太さん、相棒として、やもめのジョナサン(松下金造)を愛川欽也さんが演じ、
ライバルやマドンナとこれぞ娯楽映画という世界を繰り広げます。
私は1977年生まれですのでリアルタイムでは全く見ることが出来ていません。
盆や正月の深夜に放送されるトラック野郎をベータのビデオに録って観ていました。
小学校から帰って2本連続で観ることもざらにありました。
映画第10作「トラック野郎 故郷特急便」の一番星號です。
映画に用いられたトラックは、第1作ではかなりの中古車が使われました。
第1作のそのヒットにより、第2作では函館にあった新古車を購入して飾り、以降第10作まで同じトラックが使われました。
そのトラックこそがこの一番星號です。
もはや走る国宝、数多の人々の人生を変えてくれた存在です。
映画の際には警察の取り締まりが厳しく、フロントの「度胸」「一番」の行灯が付いているパネルを脱着可能なパネルとして撮影時以外は外して移動していたそうです。
第4作には撮影を監視している警察官が映りこんでいます。
それぞれの作品の内容とトラックの飾りの違いによって、第〇作が好きというのは、「トラック野郎ファンあるある」だと思います。
私の中では第6作「トラック野郎 男一匹桃次郎」(マドンナ夏目雅子さん)が第1位です。
同率2位は第4作「トラック野郎 天下御免」第5作「トラック野郎 度胸一番星」です。
箱絵のタッチと文言、そして電飾、どの作品も本当に洗練されています。
エンジン音は聞くことは出来ませんでしたが、ヒュルヒュル鳴くサウンドはたまらなく好きです。
通常、デコトラではトラックのエンジンのダイナモやオルタネーターで発電して電飾を光らせていますが
一番星號は映画セット用の100V の照明器具も使われていることから、発電機を積んで電気を供給しています。
寄付をすると乗れるとのことでしたが、恐れ多くて今回は乗りませんでした。
ちなみに、第10作のクライマックスで菅原文太さんがトラックに乗り込む際に
金色のフロントホイールカバーの上縁をステップ代わりに雪駄で踏んで乗り込むシーンがあり、私の好きなシーンの一つです。
それにしても運転席上で風でゆらゆら動く青と白のスパンコールのかっこよさといったら。。。
こちらは哥麿会 田島順市 会長の第三夜桜丸です。
小学生のころからトラック雑誌「カミオン」で観ていたダンプカーです。
社会の移り変わりによって、デコトラ自体はかなり減っています。
「俺たちトラック野郎は安全運転なんだ!大事な飾りを壊したら元も子もないだろ!」
第9作「トラック野郎 熱風5000キロ」で前川清さん扮する警官役に桃さん(星桃次郎)が切る啖呵です。
メッキ部分をきれいに保とうとすれば相当なお手入れが必要です。
デコトラ文化がこれからも続くことを願っています。
、、、トラック野郎について語ると、つい長くなってしまいました。
※記事内容には記憶違いや思い込みがあるかもしれませんのでご容赦ください。
※2023.07.10 追記
この記事を読んでくださったN・Hさんが
「この記事の熱量が高いですね」と来院時にお話ししてくださいました。
バレバレで少々恥ずかしいです。
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス