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インプラント歯科広島
2023.2.2
左下小臼歯インプラント部分に遊離歯肉移植しました。2023.02.02|広島
左下第二小臼歯部分にインプラントを埋入しています。
この部分には頬の筋(頬小帯)が入り込んでおり、このままではインプラント周囲の歯肉が頬に引っ張られ、インプラント周囲炎のリスクを高めてしまいます。
この部分の不動粘膜・角化歯肉を増やすために上顎口蓋より採取した遊離歯肉移植(フリージンジバルグラフト)を行います。
局所麻酔後に頬小帯を含む可動粘膜部分に切開を加えて遊離歯肉の受容床を設けます。
左上顎の口蓋から歯肉を切り出します。
粘膜上皮移植片(グラフト片)の採取を終えました。
すぐさまCO2レーザーを照射して止血と治癒促進を行います。
Y・Eさんは上顎は総義歯をお使いですので、装着することで傷の保護が出来ます。
痛々しいですが、この部分の歯肉は何度採取しても元通り治癒してくれます。
抜糸不要な吸収性縫合糸で歯冠側のみ最小限に縫合して生着を期待します。
縫合し過ぎると移植片が壊死することがあります。
根尖側は縫合しなくても問題なく生着します。
すべて外科処置は体の自然治癒力に助けられて成り立っています。
Y・Eさん、よくぞ乗り越えられました。
あとは治るのを待つのみですね。
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス