口腔外科処置広島
2015.5.29
親知らずの周囲から膿が出てきたケース 左上下の抜歯 2015.05.29
左側の親知らずが上下とも存在しています。
この画像はCTデータから二次元化したものです。
一覧として確認するのには大いに役立ちますが、立体的にどうなっているかは判りません。
元データであるCTの立体画像です。
歯並びから逸脱した部分に上下とも存在していることがわかります。
実際の左上です。汚れがたまってしまうだけの存在となっています。
親知らずに付着した細菌によって手前の第二大臼歯がむし歯・歯周病になってしまうとすれば
補欠選手のせいでレギュラーの選手が怪我をするような状態であり、本末転倒と言わざるを得ません。
「大臼歯が失われた際に移植するために、親知らずは抜かずに置いておく方が良い」理論もありますが、
上記の理由で私は完全に否定しています。レギュラーの選手が充分に活躍できる環境にすべきです。
また親知らずの歯根は退化して華奢であることも理由のひとつです。
「体にとって無駄なものはない」理論もありますが、現在の20代の若者には
親知らずが最初から存在しない人が多くいることが報告されていますし、私も臨床上よく遭遇します。
人類何万年の歴史の中で親知らずが退化する時代に我々は生きています。
よって、進化の過程で無駄であると認定されているとも考えられます。
左下顎です。親知らず後方が半分埋まっています。
露出している歯にはすべて金属が入っている点はザ・保険診療とでもいうべきでしょうか。
親知らずもすべて露出したら金属を入れられていたのではないかとさえ、邪推します。
患者さんには一切の責任はありません。
金属小→金属中→金属大→神経とる→折れる→抜歯→ブリッジ→入れ歯→インプラントと1本の歯に何度も治療できる点がミソです。
つまり、金属治療を行う歯科医院がインプラント治療を行うのはマッチポンプそのものです。
コンビニよりも多い普通の歯科医院が経営を成り立たせている理由を今一度考えていただきたいです。
私が地域医療に貢献する気持ちが微塵もないのは上記を踏まえてのことです。
どんな美辞麗句を書き連ねても、保険診療をしていればブレていると考えますので私は保険医登録をしていません。
8020とかいう目標を達成困難にしているのは紛れもなく歯科医院です。
合理的な反論ができる歯科医療従事者はいないはずです。
局所麻酔の注射をしましたら薬液に押し出されて内部に溜まっていた乳白色の膿が出てきました。
歯周病であることを表していますし、口臭の原因ともなります。
この状態で毎月の検診に行ってもまったくの時間とお金の無駄です。
上顎はへーベルのみで抜歯完了です。
下顎の親知らずです。黒い付着物は歯石(=細菌の石灰化物であるため毒素が出ている)です。
もし仮に愛する人の親知らずであってもこの状態では愛せません。
強い力に耐えられないため抜けやすく、これを移植することはナンセンスと感じます。
本日は左上下の親知らずの抜歯をしました。
左で噛みにくい時期が、1本ずつ抜歯する場合に比べ半分で済みます。
A・Mさん抜歯お疲れさまでした。
歯科保険治療の問題点をとても的確に認識なさっていますので、私もついつい熱く語ってしまいます。
私は保険請求を一切していませんので、当然不正請求も有り得ず、なんのしがらみもなく、書きたいことを書ける幸せを噛み締めています。
実日数や患者平均点数などまったく関係ありませんので同月内でも無限に治療できます。
薬害エイズのように金属治療が集団訴訟になることが今後絶対に無いとはいえません。
保険医登録の辞退は厚生局において簡単な手続きでできることを付け加えておきます。
もしよろしければ
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)