日記
2015.3.19
「とりあへずラバーダム」で歯科治療しています。2015.03.19
ラバーダムは我が国では実際に使用されることが
極端に少ない治療器具であると考えます。
歯科の学術商業誌にはラバーダムを装着していない治療写真が
堂々と掲載されていることからも
日本でのラバーダムに対する認識が窺えます。
ラバーダムの役割としては大きく分けて二種類あります。
1、口腔内から歯に唾液・水蒸気が付着しないようにする
2、金属や歯の切削片・薬液が口腔粘膜に触れるのを防ぐ
つまりラバーダムの外と中を触れ合わせないことが目的です。
付随して、治療時に舌を傷つけることが無くなることと
顎をあけておくことをある程度サポートしてくれますし
ミラーで写真を撮る際にも頬・舌の圧排と曇り止めの役割をしてくれます。
特に顕微鏡根管治療時には曇り止めが重要です。
毎日ラバーダムを装着していると、いろいろなノウハウを得て
装着のスピードがあがり、適切な位置づけができるようになります。
ですので、とりあへずビールならぬ、とりあへずラバーダム、で治療を行います。
治療の質について広島も東京も日本も海外も無いと思いますし
患者さんはその歯を託してくださっている訳ですからベストを尽くすのは当然です。
顕微鏡(マイクロスコープ)下で再根管治療をしている際にフラッシュ無しで
撮影した写真です。
実際には明るい部屋で治療しています。
お鼻の部分に触れすぎると呼吸のたびに不快ですので、必要に応じてカットしています。
現在はラバーダム無くして歯科治療は成立しない時代ですので
これからも「とりあへずラバーダム」で治療を進めてまいります。
ご相談はお気軽にどうぞ。
広島県広島市南区の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)