口腔外科処置広島
2024.11.15
むし歯になって朽ちていた右上第一大臼歯の抜歯と骨増生処置 2024.11.15
広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治です。
矢印:右上第一大臼歯の歯根が むし歯になり、朽ちてしまっている状態です。
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アップです。むし歯でない健全な象牙質が無くなっています。
抜歯をご決断です。
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むし歯が進み脆くなっているため、掴んで動かすことは不可能です。
5倍速コントラとダイヤモンドドリルで三脚の様になっている歯根を3分割します。
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3分割した歯根をそれぞれ動かして脱臼させます。
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歯根の先端に病変があり、炎症を起こしていた近心頬側根の先端には、膿の袋が付いて出てきました。
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無事に抜歯と掻爬(炎症性の組織をこさぎ取ること)を終えました。
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骨移植材(BIO-OSS®️)を用意します。
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抜歯後にはインプラントを埋入しますので、骨吸収を防ぐため、抜歯窩(抜歯後のくぼみ)へ骨移植材を填入します。
(ソケットプリザーベーション)
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抜歯窩(抜歯後のくぼみ)へ骨移植材の填入を終えました。
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上部はコラーゲンスポンジで保護して、骨移植材の流出を防ぎます。
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抜糸不要な吸収性の縫合糸で縫合しました。
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抜歯後の歯根です。
中央の近心頬側根の先端に特徴的な膿の袋が付いています。
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M・Kさん、この部分が順調に治ることを祈っています。
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広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス