セラミック歯科広島
2025.9.22
右上小臼歯2本のセラミック修復を行いました。2025.09.22｜金属インレー・詰め物
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治です。
M・Yさんの右上小臼歯2本の金属を除去してセラミック修復を行います。
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ラバーダムを装着し顕微鏡を降ろしてビデオ録画を開始してスタートします。
アップで見ると金属インレー（メタルインレー）が触れ合う隣接面はフロスが引っかかる形状になっています。
金属表面が曇っていることから、口腔内の他の金属とガルバニ電流が流れ、表面が腐食している可能性があります。
イオン化しにくい貴金属の含有量の差によって、卑金属の表面が溶けて曇っていきます。
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金属を切削すると切削片が大量に出ますので、ラバーダムを装着して堰き止めることが大切です。
やむを得ずラバーダムを装着出来ないケースでは、周囲の歯肉をゴム状のプラスチックで保護し、
切削時に高速で飛び散る金属片が歯肉粘膜に刺さることを防ぎます。
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金属インレーを除去しました。
症状のない歯でしたが、金属インレーを除去すると漏洩してプラークが蓄積しています。
プラークの蓄積は口臭の原因となり、除去の理由としては十分すぎると考えます。
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除去した金属インレーの内面です。
コップに入れて水を飲むことは出来ません。
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う蝕検知液で軟化象牙質（むし歯）を染色し、切削と染色を繰り返し、形成を終えます。
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セレックプライムスキャンでスキャニングし、セラミック修復物のデザインを迅速に行います。
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セラミックブロックから削り出します。
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強度に優れるe.max®ブロックを用います。
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2個のブロックから、それぞれセラミック修復物の削り出しを終えました。
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口腔内で適合と接触圧を調整します。
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裂溝の仕上げと研磨を行い、840度で約20分間真空焼成します。
焼成することで歯冠色となり強度が増します。
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接着面をフッ化水素で酸処理します。
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3段階の接着処理後に乾燥状態でレジンセメントで接着し、咬合調整・仕上げ研磨を終えました。
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M・Yさん、右上の金属が無事に無くなりました。
喜んで頂いて私も嬉しいです。
右上第二大臼歯の治療時の記事はこちらです。
「咬合面が崩壊していた右上第二大臼歯をセラミック修復しました。2025.04.15」
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広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治
