審美歯科広島
2023.2.14
左上第一大臼歯の亀裂とむし歯をコンポジットレジン修復しました。2023.02.14
左上第一大臼歯の近心部分に亀裂およびむし歯が存在しています。
〇部分の近心隣接面がむし歯になっていることで著しくフロスがひっかかり、切れてしまいます。
顕微鏡ミラー画像の画面撮りです。
ラバーダムを装着して、顕微鏡下で録画しながらスタートです。
アプローチして、う蝕検知液で染めると内部の軟化象牙質(むし歯)部分が判ります。
エキスカベータ(金属の鋭利なスプーン状の器具)を用いて軟化象牙質を取り除きます。
健康な象牙質はほぼ削れないことを利用して、むし歯になっている象牙質を選択的に除去できます。
木製のウェッジ(楔:くさび)を用いて接触部分を離開しながら、
う蝕検知液を用いて染色と切削を繰り返し、亀裂とむし歯を切削しました。
画像左側の第二小臼歯の遠心接触面がむし歯になっていなかったことは幸運です。
亀裂とむし歯の切削を終えましたら、プレカーブのついたマトリックスとプラスチックウェッジで
隔壁形成します。
リン酸処理とボンディング処理を行い、流動性のあるコンポジットレジンを充填しました。
隔壁を取り除きました。
ラバーダムを外して咬合調整と仕上げ研磨を終えました。
T・Tさん、むし歯と亀裂のサイズが大きくなくて幸運でした。
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス