セラミック歯科広島
2023.1.19
左下第一大臼歯の金属を除去してセラミック修復しました。2023.01.19|セレック治療の流れ|広島|
左下第一大臼歯の金属を除去してセラミック修復します。
画像左端の半埋伏智歯(=親知らず)は今後抜歯します。
金属除去ですので金属切削片から口腔粘膜を保護するためにラバーダムを装着してスタートです。
金属アレルギーを防ぐため、金属切削片を出来るだけ粘膜に触れさせないことが大切です。
まずは金属を除去しました。
除去した金属の残骸です。
できるだけ歯に負担をかけないように細切れにして除去します。
ある程度修正した後、う蝕検知液でむし歯を染色します。
幸いあまり染まりませんでした。
茶色い部分はかつてのむし歯の名残ですが、染まらない部分は削る必要はありません。
うっすら染まる部分を撫でる程度に切削します。
ボンディング材で接着処理を行い、流動性のあるコンポジットレジンを薄く流して光重合させて
デンティンシール(象牙質保護)まで終了です。
セレックプライムスキャンでスキャンします。
迅速にセラミック修復物をデザインします。
セラミックブロックから削り出します。
e.max®HTA2/I12
ミリングマシンで削り出します。(約10分)
削り出しを終えました。
適合を確認します。
研磨後、840℃で約20分間真空焼成することで歯冠色になり、強度も増します。
フッ化水素酸で内面処理を行い、乾燥状態で接着し咬合調整と仕上げ研磨を終えました。
左下奥歯の治療の完成です。
左下第二大臼歯の治療の記事はこちらです。
「左下第二大臼歯のアマルガムを除去しコンポジットレジン修復しました。2022.12.30」
金属が無くなることで奥行きが出ます。
見た目の為に治すわけではありませんが、見た目も重要な機能です。
無理な位置に生えている親知らずはご説明の上、積極的に抜歯するべきと私は考えています。
わが子や家族であれば必ず抜歯しますので患者さんにも同じようにご説明します。
顔色をうかがいながら「なにかあったら抜歯しましょう」と逃げるのはプロとして無責任と考えます。
放っておいてコンディション(むし歯・歯周病・年齢)が良くなることは無いからです。
T・Iさん、金属は残りわずか2個だけになりました。
次回からの右側も楽しみです!
広島市南区の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス