審美歯科広島
2015.5.19
下顎前歯先端のくぼみをコンポジットレジン充填したケース 2015.05.19|詳しい手順GIF動画|広島|
下顎中切歯2本の先端に咬耗によるくぼみが形成されています。
先端のエナメル質が磨り減ってしまうと、内部の象牙質が露出し、エナメル質よりも石灰化度の低い(軟らかい)象牙質が
陥没して磨り減ってしまっている状態です。
写真向かって右側の左下中切歯には過去にレジン充填がなされていますので取り替えます。
茶シブが付着していますので炭酸カルシウムのパウダーを水流と共に噴射してクリーニングしてから治療を開始します。
先端のアップです。
クリーニング後、ある程度形成してからう蝕検知液で軟化象牙質(むし歯)を染色します。
ここからは、顕微鏡画像のGIF動画です。
術者側の視点になっています。
う蝕検知液に染まった部分を慎重に5倍速コントラとダイヤモンドポイントで切削します。
軟化象牙質の除去を終えましたら、リン酸エッチングします。
すぐにしっかりと水洗します。
水洗・乾燥しましたら、ボンディング材を塗布して接着処理を行います。
20秒放置後、充分に乾燥させます。
光照射器で光を10秒程度照射し、ボンディング材を重合させます。
フロータイプのコンポジットレジンを注入します。
光照射して重合・硬化させます。
レジン充填までを終えました。
ここまでのステップをラバーダムを装着して行うことが大切です。
接着時に口腔内の水蒸気の影響を受け、接着力が不十分になってしまうからです。
咬合調整と仕上げ研磨を終えました。
「とても繊細ですね。綺麗になってうれしいです!」とT・Yさん。
痛みなく終わりまして安心しました!
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス