歯周病再生治療広島
2022.3.17
左下第一大臼歯 歯根分岐部病変の再生治療を行いました。2022.03.17
左下第一大臼歯に歯周病による歯根分岐部病変が出来ており骨吸収が起こっています。(矢印)
弊オフィスで処置の前に炭酸ガスレーザーと思われる処置がなされており、歯根表面が点状に焦げています。
歯周外科処置を行い、骨の再生治療を行います。
局所麻酔後に切開し歯肉弁を翻転し、内部の状態を確認します。
歯根分岐部の骨が溶けて、炎症性の肉芽組織によって満たされています。
顕微鏡下でビデオ録画しながら、不良肉芽を取り除いていきます。
炭酸ガスレーザーでの焼け焦げも、やり過ぎない程度に研磨します。
歯周組織の再生効果のあるエムドゲイン®を塗布します。(ビデオ動画からの切り抜き)
骨移植材(RFTデンタル®:リフィットデンタル)を歯根分岐部の骨欠損部分に填入します。
前後の歯も歯肉弁(フラップ)を開いていますので、ついでに処置を行います。
少々多めに填入して、縫合後に溢れた部分は洗い流します。
抜糸不要の吸収性の糸で縫合して終了です。
歯根分岐部は出来るだけ歯肉でカバーできるように懸垂縫合をします。
骨吸収した部分に骨再生することを期待します。
舌側も同じようにフラップを翻転して不良肉芽を除去し、エムドゲインを塗布して閉じます。
骨と歯根表面をデブライドメントします。
縫合後の状態です。
K・Kさん、怖かったと思いますが頑張られました。
良い結果となりますよう祈っています。
広島市南区の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス