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- 左下第一大臼歯のセラミック修復とメタルタトゥー除去 2022.04.30
メタルフリー歯科広島
2022.4.30
左下第一大臼歯のセラミック修復とメタルタトゥー除去 2022.04.30
白矢印:左下第一大臼歯の金属を除去してセラミック修復します。
赤矢印:過去の金属治療時に金属切削片が歯肉内に迷入したと考えられるメタルタトゥー(金属刺青)が存在しています。
麻酔して治療しますので、治療の最後に除去します。
頬側面観です。
すでに麻酔をしていますので、歯肉が白っぽく見えています。
メタルタトゥーは取らなくても問題無いと言えば無いですが、金属切削片があることを考えれば取りたいです。
まずはラバーダムを装着して金属切削片から口腔粘膜を保護してスタートします。
金属を無事に除去しました。
除去した金属の内面です。
※弊オフィスでは天然歯に対する金属治療を完全に廃止しています。
う蝕検知液で軟化象牙質(むし歯)を染色して切削を繰り返します。(顕微鏡動画切り取り)
染色と切削を終えました。
茶色いからといって削るというわけではありません。
ボンディング材とコンポジットレジンで象牙質保護(デンティンシール)しました。
※実際の状態を鑑みて、この段階でのデンティンシールを不要とする場合もあります。
セレック プライムスキャンでスキャンし、セラミック修復物を迅速にデザインします。
削り出しを終えたセラミック修復物の適合を確認します。
840℃で約20分焼成します。
焼成することで、歯冠色になり、強度も増します。
乾燥状態でセットし、咬合調整と仕上げ研磨を終えました。
ここまで来ましたらメタルタトゥーの除去を行います。
ダイヤモンドバーで慎重に削り取ります。
内部にあった金属粒子が黒く見えてきました。
全て削り終えました。
このケースでは比較的浅い部分に限局していました。
このレベルの創は数日で治癒します。
H・Hさん、本日もまた金属が無くなりましたね。
メタルタトゥー除去後の治癒も楽しみです。
広島市南区の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス