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※厚生労働省 医療広告ガイドラインに沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)

口腔外科処置広島

2019.10.26

歯根破折していた左下奥歯の抜歯後8日の状態です。2019.10.26

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左下第一大臼歯の頬側に膿の出口である瘻孔(ろうこう=フィステル)が形成されています。2019.08.21撮影

 

 


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歯科用CTによる立体画像です。

矢印部分の左下第一大臼歯の近心根に限局した骨吸収があり、ヒビや割れが原因と考えられます。

残念ではありますが治る見込みがないため抜歯をご決断です。

 

 

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いよいよ抜歯します。2019.10.18

 

 

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局所麻酔後にヘーベルで動かしていきます。

 

 

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抜歯鉗子でグリップして動かします。

 

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失活歯(神経の死んでいる歯)でありますので、メタルコアとメタルクラウンがまず取れました。

 

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残った歯根の状態です。

内部まで黒くなっていることが特徴的です。

 

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歯根を近心根と遠心根に分割しました。

 

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まずは近心根を抜歯しました。

炎症性の肉芽組織が大量に付着しています。

 

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続いて遠心根も抜歯しました。

 

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抜歯した左下第一大臼歯です。写真右側が割れていた右側です。

 

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大量の肉芽組織が存在しています。

 

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抜歯後の抜歯窩(ばっしか)の状態です。

内部にはまだ肉芽組織存在していますので、きちんと掻爬(そうは)します。

 

 

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掻爬を終えました。

 

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抜歯窩内に抗生物質を砕いたものと、血餅の保持を助けるためのゼラチンスポンジを挿入し、シルクの糸で縫合しました。

 

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抜歯後一週間以上の8日が経過した本日の状態です。

 

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経過良好でしたので抜糸しました。

今後のさらなる治癒を期待します。 

 

F・Mさん、抜歯は怖かったと思いますがよくぞご決心なさいました。

 

広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス

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