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- メタルコア除去の顕微鏡動画です。左上第一大臼歯 2016.05.27
メタルフリー歯科広島
2016.5.27
メタルコア除去の顕微鏡動画です。左上第一大臼歯 2016.05.27
左上第一大臼歯に三脚のようなメタルコアとメタルクラウンがセットされています。
金属除去ですのでラバーダムを装着してからスタートです。
大量の金属切削片が出ますので、口腔粘膜に出来るだけ直接触れないようにします。
5倍速コントラで切れ目を入れました。
メタルクラウン(銀歯・かぶせもの)が無事に取れました。
いつものことですが、メタルクラウンの内面は汚染されています。
下水管の表面ではありません。
我が国で生体内に使用しているということが夢やまぼろしであって欲しいとさえ思います。
内部にはメタルコアが見えています。
切削によってフレッシュな面は金属色ですが、その他の部分は極度に変色しています。
ここからは顕微鏡(マイクロスコープ)の出番です。
歯にストレスをかけないように慎重に分割していきます。
これは近遠心的に2分割している場面です。
分割を終えましたら口蓋根のメタルコアを動かします。
口蓋根に挿入されていたコアが無事に取れました。
続いて頬側2根の間を分割していきます。
遠心頬側根のコアを除去しました。
取れなくしているものを除去するという「ほこたて」な作業です。
もはや歯と認識しがたい状況です。
古いセメントを除去していきましたら口蓋根には陳旧性のヒビが現れました。
う蝕検知液で染色しますとそれなりに染まります。
次回は、まず周囲の隔壁形成してから再根管治療を行います。
セットするのは3分程度と思われますが除去にはかなりの時間がかかります。
加えてセット時よりも除去時のほうが費用がかかります。
ジレンマを感じずには居れません。
金属保険診療を行いながらの予防歯科という概念は空虚以外のなにものでもありません。
M・Kさん、強敵でしたが無事に取れて本当にうれしいです!
なんとか延命できそうで良かったですね。
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いかなるメタルコアも不要と考える広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)