顕微鏡根管治療広島
2016.4.4
根尖病変があった歯の根管充填を行いました。2016.04.04
こちらの記事に書きましたケースの根管充填を本日行いました。
https://www.mdo.jpn.com/blog/2016/03/-20160317.html
本日、仮封を取りましたら根管内部は排濃や浸出液が無い状態でしたので根管充填を行うことを決断します。
写真はEMR(電気的根管長測定)を行っている場面です。
これは初診時のCTによる断面像です。
根の先端から広がる黒い部分が病変です。
そして本日、サーマフィルにて垂直加圧根管充填を行ったあとのデンタルレントゲン写真です。
初診時の画像はCTによる断面像ですので、撮影方法が異なるため単純な比較は乱暴ですが
病変のコントラストが不明瞭になってきている=治癒に向かっていることが判ります。
根管充填は病変の消失を完全に待ってから行う必要は無く、根管形成が十分にできましたら
根尖病変からの浸出液・排濃の状態によって判断します。
T・Rさん、この歯が助かりそうで安心しました。
少し痛むかもしれませんのでお大事に。
※根管治療後に痛むことは先端までの到達の証拠でもあり、本来歓迎すべき症状ですが
わが国では治療後の痛み=下手・失敗と捉えられ嫌われる傾向にあり
若い歯科医師は、患者さんからの苦情の電話「前は痛くなかった」や
勤務先院長からの痛ませないようにとの重圧によってスポイルされていく悪循環の中で治療をしています。
とはいえ、それを跳ね返す力量や説得力がなくては一人前ではありません。
潰されたり、ねじ伏せるだけの技術が付いてこないのでは、それまでの歯科医師であることも確かです。
保険医を辞退してからやっと一人前の歯科医師になったと自認する所以であります。
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垂直加圧根管充填を行う広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)