口腔外科処置広島
2015.2.13
重度の歯根周囲炎 2015.02.13
画像中央の右下第二大臼歯の歯根の先端から奥側にかけて慢性的な歯周炎が存在しています。
根の先端(根尖)は完全に炎症性の肉芽組織中にあり、肉の中に浮いている状態と推測されます。
この状態ですと残念ですが助かる術はありません。
膿が溜まり、ろう孔(フィステル)を形成していますので全身に対しても良い状態とはいえません。
残念ですが抜歯しました。
長期の慢性的な炎症により、歯根は極度に変形しています。
どんなに手を尽くしても現在の医療では全ての歯を助けることは出来ないと考えています。
膿が出ながらでも「抜かない治療」を実践するとすれば、名医のように聞こえは良いですが
常に白血球が細菌と戦っている状態であり、「木を見て森を見ず」と言わざるを得ません。
妻が同じ状態でしたら、迷わず抜歯を選択しますので、患者さんにも同様の治療方針で臨んでいます。
かけひきや素人騙し、ビジネスで治療方法を決定することをとても嫌っています。
I・Kさん、これで全身のご調子が良くなることを祈っています。
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広島市 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)