口腔外科処置広島
2015.1.31
CYTOPLASTによる骨増生 6週間後 2015.01.31
CYTOPLAST(シトプラスト・サイトプラスト)による骨増生処置を行いました。
左下臼歯ミラー像です。
写真右端の第二大臼歯はすでに歯根分割されており咬むと痛みが出ています。
金属冠を除去しました。
マージンの処理や、歯冠形態を理想的にすることは困難です。
もともと1本であった歯を分割して利用する手法は
かつては有効であったと考えますが
インプラント治療が進歩した現在では積極的に用いる手法では無くなったと認識しています。
確実な治療法をご希望され、抜歯後にインプラント治療を行います。
抜歯後、自然治癒を期待しますと、骨が陥没し
インプラント治療の難度が上がってしまうことがありますので
骨吸収を防ぐため、骨移植材とCYTOPLASTを用いて骨増生処置を行います。(ソケットプリザーベーション)
抜歯窩に骨移植材を填入後にCYTOPLASTメンブレン(膜)を設置します。
抜歯窩をカバーするように置き、縫合して歯肉を寄せます。
上部が露出していても構わない点がd-PTFE膜であるサイトプラストの利点です。
ここまで2014年12月20日のことです。
処置後1週間後の状態です。
そしていよいよ本日6週間が経過しましたのでメンブレン(膜)を除去します。
本日の状態です。
メンブレン表面にはプラークが堆積していますが問題ありません。
メンブレン除去後の状態です。
今後表面が粘膜上皮に成熟していきます。
インプラント埋入はおよそ6週間後に予定します。
その他の金属は次回から撤去していきます。
金属のつめもの・かぶせものが口腔内に存在しながらのインプラント治療は
異種金属の間に電位差を生じガルバニ電流の発生源となりますので
「この歯だけ治療する」ということはナンセンスと考えています。
K・Mさん、まずは下準備が整いました。
その他の歯の治療もどんどん進めていきましょう!
ご相談はお気軽に
広島市南区 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)