オフィスポリシー
2012.7.2
東京技研 丸型石膏トラップの掃除・クリーニング
歯科医院では一般的に石膏を大量に用います。
そうしますと石膏の削りクズや固まる前の石膏を洗い流したものが
排水管へ流れますと 詰まり の原因になり問題です。
そこで「石膏トラップ」を用いて石膏泥を沈殿させ
排水管に直接流れないようにしています。
東京技研さんの石膏トラップです。
汚泥により美しい状態ではないですので白黒加工しています。
石膏には硫黄分が含まれていますので温泉地のようなニオイと
硫化物による黒変が見られます。
上から排水が流れ込み、沈殿槽を経て排水されます。
フタを外しました。
内部の仕切り板も外しました。
お掃除には東京技研の「丸型石膏トラップお掃除3点セット」を用います。
廃棄ネット・ドライテック・トライザーから構成されています。
まずはドライテックを投入します。
外側の紙のような包装は水で溶けて中身が出てきます。
ヘラでかき混ぜますと・・・
約1分で吸水性ポリマーと思われる粒子が水を吸着しボソボソ状態になります。
これをネットごと捨てます。
最も美しくない部分の廃棄が済みましたのでカラーに復活です。
底にある粒子の細かい汚泥はネットの下あるため残ってしまいます。
そこで水を足して混ぜ、流動的にしてから・・・
単品で購入していた予備のドライテックを入れます。
吸水するとふやけて
吸水ポリマーと思われる粉末が出て
そぼろ状に固まっていきます。
混ぜムラの部分は底面に沈澱物が残っています。
ここからは古典的に水洗します。
弊オフィスには2ヵ所に石膏トラップがありますので
もう1ヵ所で流します。
(スリットは仕切り板の位置決め用です。)
(エルボー状のパイプも外せます)
ここからは逆の手順です。
新しい廃棄ネットと清掃した仕切り板をセットします。
このあと石膏トラップの除菌・防臭剤であるトライザーを入れます。
トライザーを入れました。
トライザーもオブラート状の膜で覆われていますのでそのまま入れます。
清掃が完了しました。
所要時間は約1時間です。
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次回もうひとつの石膏トラップの清掃の際には
廃棄ネットをビニールに置き換えてみようと思います。
弊オフィスではセレックでの治療が中心となっていますので
今後は可能な限り石膏を用いない治療にシフトしていきます。
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